7月4日の東京都議選で自民党は当初50議席以上という予想も出ていたが、結局33議席しか取れなかった。
引用画像:https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/togisen/2021/
公明党は候補者全員当選の23議席を確保したが、自民が目標としていた自公で過半数には及ばなかった。
大阪で強い維新は、イソジンと雨合羽の首長コンビが東京まで応援に駆け付けたが13人の候補者中、当選者は1人と惨敗。
自民の惨敗同様メシウマである。
都民ファーストの会とかいうよく分からないグループはこれまた「惨敗」と言う予想が外れたとかで、31議席を確保して健闘したことになっているが、顧問の小池百合子氏のフリップ芸と同様公約は抽象的で曖昧なものが並び、そもそもオリンピックについて明確に「中止」を唱えない時点でお里が知れている。
それでもこれだけ議席を残したというのは、小池氏の過労からの入院(?)→退院、咳き込みながら記者会見に出て「どこかでバタッと倒れてるかも知れませんが、それも本望だと思ってやり抜いていきたい」なんて言ったところが、“小池さん体調崩してるのに頑張っている”という同情票にもつながったのかもしれない(アホな分析)。
共産は前回より1議席増やして19議席、立憲は7議席増の15議席ということで、両党の候補者調整が上手くいったということなのか、志位さんもご満悦のようだ。
NHK。#都議選2021 。共産党志位委員長「都議選で1人区、2人区、3人区の一部で立憲民主党さんと候補者調整をやって戦いました。これはかなり効果をあげている。お互いにですね、相互に応援するという事も随分やられて、都議選を通じて共闘が進んだと私達は考えております。ぜひ総選挙に繋げてゆきたい」 pic.twitter.com/KwRg7WsBUQ
— YAF (@yagainstfascism) July 4, 2021
是非次期衆院選で立憲は反共の連合に惑わされることなく共産としっかり協力し、れいわや社民、国民とも連携しつつ野党共闘で自公政権を覆してもらいたいものだ。
しかしれいわは太郎さんが連日候補者3人の応援演説を行ったようだが、いずれも落選で残念。
早速Twitterやヤフコメ界隈にはれいわは賞味期限切れだの何だのと色々湧いているが、気にする必要はない。
ただ国政選挙で通用する訴えが地方であるが故に通用しないこともあるのではないかと思うのと、“弱者”以外の“中間層”への訴えももう少し強化した方がいいと思うことはある。
都議選でれいわ新選組は勝てなかった。
弱者の視点からの訴えは間違っていないと思うが有権者の多くが自分は弱者ではないと思っているから響かなかったのではないか。一昔前の総中流意識がまだ残っておりそこに訴える政策も必要だと思う。年収500万以下は皆弱者なんだが・・・https://t.co/zwgV62Uv67— マークSATO (@sato4771) July 4, 2021
やはりれいわには有力な中央政党の中に食い込んで積極財政のムーブメントを起こしてもらって、国民に“金は豊富にある、みんなに配れる”という意識を植え付けて欲しいものだ。
地方議会への進出は狙いはいいと思うのだが、積極財政への認識が浸透せず中央で一定の影響力がないままでは、地方でいくら“給付”や“保障”を訴えても絵空事と思われるのかもしれない・・・。
逆に中央で力を持っていれば「オリンピック中止」や「給付」と言った場合によっては国の支援や意思決定が必要な訴えも地方(東京)でもう少し受け入れられやすくなっただろう。
まあとはいえ自民惨敗報道と大谷選手のホームランで、こういう大きめの選挙があった日の翌日にしては珍しく気分がいい。
この8年以上の間、安倍政権と菅政権は国民の利益になるようなことは何もしていないし、日本は滅茶苦茶になった。
コロナも今のワクチン頼みの政策では収束はしないだろうから、次期衆院選でも自民党には予想獲得議席数を大幅に下回る大惨敗が期待できそうだし、公明と維新にも同じことを期待したい。
以上公平な観点からの都議選の感想でした(笑)。