政策 選挙

参院選直前、質問への回答で政策比較(by 選挙ドットコム)

もうすぐ参院選の投票日なので、簡単な政策比較をやっておこうと思う。

 

と、その前に安倍元首相が銃撃され死亡という衝撃的な出来事について。

このブログでも何度か安倍氏とその政治に対し批判的な記事を書いているが、暴力で言論を抑え込むなどということは絶対に許されることではないのは言うまでもない。

安倍氏や自民党政治に立ち向かうのであれば、凶弾ではなく言論や法、デモ、選挙運動、投票行動という平和的手段を用いるべきだった。

犯人が何者か知らないが、こういうやり方は選挙への影響も含め、8年間の安倍政治に対しても自民党に対しても何の痛撃にもならないし、むしろ与党への支持率を高め、今後改憲による言論や思想統制を強めるきっかけにもなりかねないという点で極めて愚か極まりない犯罪だと言っておきたい。

他方で今回の事件を受けて、パヨクが批判ばかりしてるからこういうことが起きるなどと馬鹿げた主張が出回っているようだが、それに対しては批判や少数派の意見も含めた国民の多様な考えが表に膾炙するからこそ鬱屈したテロのような感情は抑えられるし、健全な民主主義が保たれるのだと言いたい。

そういう意味では与党やネトウヨから「批判ばかり」などと言われて委縮し忖度してしまうような状況こそが非常に危険なのだということをメディア関係者も自覚して欲しい。

 

選挙の話に戻ろう。

私は既に期日前投票を済ませてきた。

選挙区では野党の某候補者へ、そして比例区ではれいわの長谷川ういこ氏に票を投じた。

比例は「れいわ」と書こうかと思ったが、普段のTwitterでの積極財政をめぐる発言や脱原発運動等、長谷川氏には共感できる部分も多かった。

経済に明るく、理論家でありつつ行動力も備えている候補者という印象だし、発する言葉も非常に分かり易い上に歯切れがいい。

脱原発と脱炭素を推し進め、2050年までに100%の再生エネルギーを実現、10年間で200兆円規模の投資で250万人の雇用を創出というれいわ版「グリーンニューディール」について長谷川氏はその理論的支柱の一人のようだが、積極財政を掲げるれいわ新選組だからこそ実現可能な経済政策だと思うし、是非実現して欲しい内容だ。

そんなわけで、この人なら山本党首といっしょに日本の政治を変えていける人材だという思いを持ったのが投票の理由だ。

 

前置きが長くなったが、ここから簡単ながら政策比較を並べてみよう。

本当なら各党の公式サイトにあるマニフェストを読み込む時間があればいいのだが、私もそうだが忙しくてそんなの読んでられないという人も多いだろう。

そこでお勧めなのがこちらの選挙ドットコムというサイト。

選挙ドットコム:https://go2senkyo.com/

 

このサイトでは選挙関連のニュース記事やキーワードによる情報収集ができるほか、インターネットや自分が支持したい政策を掲げている政党がどこなのかが質問への回答で分かる「投票マッチング」や、共通の質問項目に対する各政党の回答を見ることで政党間の政策比較ができる「政党政策比較」など、選挙関連の情報が集めやすくなっている。

「投票マッチング」であれ「政党間比較」であれ、改憲そのものや自民党改憲草案への賛否を聞いていな点、消費税も5%減税かどうかを聞いているが、消費税そのものやインボイス制度の是非について問うていない点は物足りない(れいわ新選組のように「廃止」を掲げる政党もある)し、改憲などは今後の日本の進む方向を決める重要な問題なので、その点を問うて欲しかったというのはある。

それでも政党間比較などは政党間の主張の違いも見えてくるし、投票先を決める上での資料として参考になる。

そこで今回はこの「政党間比較」で聞かれている質問への回答をもとに主要政党の政策比較をいくつか並べてみた。

他にも複数の質問があったが、ここでは自分が関心あるテーマに係るものだけを取り上げた。

時間の都合で、各政党の細かな主張まで書けないが、選挙ドッドコムでは各質問への賛成・反対についての各政党の理由や見解も読めるので、気になる場合は直接同サイトで見ていただきたい。

※NHKの「候補者アンケート 党派別・各党平均値で比較」では選挙ドッドコムにない質問とその回答もあるので、こちらも参照されたい。

 

以下選挙ドットコムより。

◎ 賛成、〇やや賛成、♢中立、△やや反対、× 反対

消費税を10%から5%に引き下げるべきですか?

れいわ ◎ ※廃止

共産  ◎

立憲  ◎

社民  ◎

自民  ×

公明  ×

維新  ◎

国民  ◎

 

日本は、敵のミサイル発射基地などを攻撃する能力を保有するべきですか?

れいわ × 

共産  ×

立憲  ×

社民  ×

自民  ◎

公明  ♢

維新  ◎

国民  ♢

 

防衛費を対GDP比で2%まで増額すべきですか?

れいわ × 

共産  ×

立憲  △

社民  ×

自民  〇

公明  ♢

維新  ◎

国民  〇

 

公的年金の支給開始年齢を70歳に引き上げるべきですか?

れいわ × 

共産  ×

立憲  ♢

社民  ×

自民  ◎

公明  ♢

維新  ◎

国民  ♢

 

原子力発電所の再稼働を進めるべきですか?

れいわ × 

共産  ×

立憲  △

社民  ×

自民  ♢

公明  〇

維新  ◎

国民  〇

 

2025年度のプライマリーバランスの黒字化目標を堅持すべきですか?

れいわ × 

共産  ×

立憲  △

社民  △

自民  ♢

公明  〇

維新  ♢

国民  ×

 

最低賃金を時給1500円まで引き上げるべきですか?

れいわ ◎ 

共産  ◎

立憲  ◎

社民  ◎

自民  ♢

公明  ♢

維新  ♢

国民  〇

 

物価高騰を受けてガソリン税を一時的に引き下げるべきですか?

れいわ ◎ 

共産  ◎

立憲  ◎

社民  〇

自民  ×

公明  〇

維新  〇

国民  ◎

 

選択的夫婦別姓を認めるべきですか?

れいわ ◎ 

共産  ◎

立憲  ◎

社民  ◎

自民  ♢

公明  ◎

維新  ◎

国民  ◎

 

以上、ほぼ羅列になってしまったが、質問項目によって野党と与党との違いは勿論、野党間での違いも浮き彫りになっているのが分かるだろう。

他にも複数の質問項目とその回答が見れるし、「ロシア・ウクライナ対応」「農業」「少子化対策」などについては記述式の回答を見ることができる。

このサイトの他、NHKの「候補者アンケート 党派別・各党平均値で比較」も分かり易く、参考になる。

こちらは改憲自体や緊急事態条項の賛否についてもちゃんと聞いているので、併せて参照して欲しい。

以上、時間のない人にはきっと参考になると思うので、上記サイトを活用しつつまだ投票に行っていない人は7月10日は是非投票に行って欲しい。

 

 

 

 

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